モコモコのコキアで赤く染まる絶景-ひたち海浜公園
この時期に一度は見ておきたい『絶景』がありました。
茨城県ひたちなか市にある「ひたち海浜公園」のコキアの紅葉です。
関東への帰省にあたり、ちょうど「紅葉見頃」との情報を得たので朝から茨城へ向かいました。
春のネモフィラ
ひたち海浜公園を一躍有名にしたのは、みはらしの丘に咲くネモフィラです。
小さく青いネモフィラがびっしりと丘を覆うように咲くことで、空や海との境界線がわからないくらい一面が青い色に染まります。
この景色が2015年にCNNで「日本の美しい風景31選」の中で紹介されたことにより、国内でも一気に広く知れ渡ります。
2017年のゴールデンウィークには50万人を超える人が訪れる人気観光地となりました。
写真は2010年の5月に訪れたときのものです。
この時はまだ知名度が全国区でなく、あまり人が写りこまないように写真を撮ることもできましたが、近年は平日でも人が押しよせるのでこのような写真を撮るのは至難の業となっています。
みはらしの丘までの道のり
前日までひたちなか市の天気は1日雨予報でしたが、朝には曇りに変わり、予定通り午前中に公園へ向かいました。
平日でしたので、とくに渋滞などはなく、駐車場もすんなりととめることができました。
公園には駐車場が何か所かありますが、みはらしの丘へは西駐車場が便利です。
普通車の料金は510円になります。
翼のゲートにてチケットを購入し、入園します。
中学生までは無料、大人は450円です。
65歳以上の方は210円になります。
とにかく広大な公園です。
みはらしの丘へは、水のステージに向かって左側へ進み、西池沿いを奥の海方向へ歩いていきます。
レンタサイクルがあるので、サイクリングを楽しみながら園内を周ることもできます。
コキアの紅葉が絶景をつくる秋のみはらしの丘
こちらが紅葉したコキアが広がるみはらしの丘です。
もう少し晴れて日差しが強ければより色鮮やか見えると思いますが、曇りでも充分に絶景です。
同じエリアに植えられたコキアでも、よくみるとはっとするような鮮やかな赤色のものもあれば、ややくすみがかっていて落ち着いた雰囲気のものあったりと、ひとつひとつ個性があるようです。
コキアが風に揺れると、まるでモフモフした動物のように可愛らしくみえてきます。
コスモスもきれいに咲いています。
みはらしの丘をのぼり歩いてきた方向を見ると、コキアがレッドカーペットのようで、上から見おろす景色もまた素敵です。
観覧車やゲート付近にあるコストコなどが小さく見え、海浜公園の広さを実感できます。
1、2年前のネモフィラの時期、写真を撮りたいがために畑に立ち入ってネモフィラを踏み荒らす人が絶えず、園が頭を悩ませているとのニュースが出ていて驚きました。
斜面になっていますし、丘の途中には横方向にも道があるので、畑に入らずとも下から上方向へ見上げるよう撮影すれば、コキア畑からひょっこり顔を出しているような素敵な写真になります。
丘の上から海側みた景色。
真っ赤なコキアにカラフルなコスモス、黄金色のススキに緑の森、そして青い海が続きます。
見晴らしの丘の頂上では、なんと野ウサギと出会うことができました。
ひたすらに、むしゃむしゃと草を食べる仕草がとても可愛いかったです。
ススキ越しのコキアと観覧車。
ちょっと空が暗めですが、ススキの穂が太陽の光に当たると輝いて見え、とても美しい風景でした。
帰りは丘を背にして右手にある近道を通りました。
森の中を通る小道はちょっとしたハイキングの気分を味わえ、歩くのが気持ち良かったです。
さいごに
ひたち海浜公園のモコモコで真っ赤に紅葉したコキアで埋め尽くされた丘はまさに『絶景』でした。
春のネモフィラはもちろん、秋のコキアの紅葉も一見の価値のある素敵な景色です。