京都東山エリアで紅葉鑑賞「青蓮院門跡」
京都嵐山エリアに続き、東山エリアで紅葉を見てきました。
訪れた寺社仏閣のひとつ、青蓮院門跡について紹介します。
青蓮院門跡
知恩院の北隣にある青蓮院門跡。
門跡寺院とは、住職が皇族あるいは摂関家によって受け継がれてきたお寺です。
青蓮院門跡は天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡のひとつとして古くより知られており、皇室との関わりが深く格式高い門跡寺院とされています。
門をくぐると美しい赤色に染まったカエデがありました。
天然記念物のクスノキ
青蓮院門跡には築地の上に4本、境内の庭園に1本、計5本の楠木があります。
天然記念物に登録されている大きな楠木は、知恩院や平安神宮へ続く神宮道のなかでもひときわ目を引く存在感です。
華頂殿
客殿である華頂殿。
美しい蓮の襖絵や屏風などがあります。
華頂殿から眺める相阿弥の庭園の紅葉。
窓と障子で絵のような美しさの額縁もみじも美しかったです。
座ってゆっくりと紅葉を見られるのも魅力です。
宸殿
寺内で最も大きな建物である宸殿。
宸殿は門跡寺院特有のもので、主要な法要がこちらで行われます。
重要文化財に登録されている17面の濱松図襖は撮影不可のため写真はありませんが、とても素晴らしく圧巻です。
宸殿(しんでん)と小御所の間にある紅葉。
オレンジと黄色のグラデーションが美しかったです。
相阿弥の庭
相阿弥作と伝えられる庭園。
龍心池を中心にカエデなどの紅葉が広がる池泉回遊式庭園はいつまでも眺めていたい美しさです。
花崗岩の切石二枚で作られた、半円形の反りの美しい石橋。
池には大きく色鮮やかな錦鯉が優雅にゆらゆらと泳いでいました。
カエデがちょうど見ごろを迎え、燃えるように紅く染まっていました。
好文亭
江戸時代、大火で御所が炎上したときに後桜町上皇が青蓮院を仮御所として非難されていました。
その際にご学問所とて利用されたのがこちらの好文亭です。
青蓮院門跡の拝観について
拝観時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
拝観料金:大人500円 中高生400円 小学生200円
交通:京都市営バス5・46・100系統 「神宮道」下車 徒歩3分
地下鉄東西線 「東山駅」下車 徒歩5分
さいごに
大きなクスノキや庭園の美しい青蓮院門跡。
春と秋には夜間特別拝観にてライトアップも行われます。
今回は他の予定もあり夜まではいられませんでしたが、来年はぜひ夜のライトアップも見に行きたいとおもいます。
東山エリアの観光は知恩院まで、という方も多いと思いますが、すぐお隣の青蓮院門跡まで足をのばしてみてはいかがでしょうか。