神々の国 出雲と出雲大社
2泊3日の鳥取、島根旅行。
2日目はずっと訪れてみたいとおもっていた出雲大社に行ってきました。
出雲大社と訪れた様子を紹介していきます。
出雲大社
“だいこくさま”として慕われている大国主大神様をおまつりする出雲大社。
縁結びの神としても有名で、出雲大社は年間200万人を超える参拝客で賑わいます。
一般的には「いずもたいしゃ」と呼ばれていますが、正式名称は「いづもおおやしろ」です。
縁結びの『縁』とは恋愛の縁だけではなく、「生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための貴い結びつき」を表すそうです。
国宝に指定されている御本殿の高さは24メートルと神社建築の中では日本一を誇る大きさです。
長さ約6.5m、重さ1トンの大注連縄がひときわ目を引く拝殿。
古い拝殿は昭和28年に火災にて焼失してしまい、現在の拝殿は昭和34年に建てられました。
祭事行事が執り行われる神楽殿。
正面には拝殿のものよりさらに大きく長さ約13メートル、重さ約4.5トンにもなる大注連縄があります。
真下から見上げるとその大きさと迫力に圧倒されます。
神話「因幡の白うさぎ」と現代アートうさぎの像
有名な日本の神話「因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)」
ワニを騙した仕返しに体の皮を剥かれてしまい泣いていた一匹のうさぎ。
そこを通りかかった大国主大神の兄弟たちはうさぎに意地悪をして海水を浴びて風にあたるとよいと嘘のアドバイスをします。
うさぎはそれを信じて実行しますが、皮膚はよりヒリヒリ痛み出します。
そこへ大国主大神が通りかかり、すぐに真水で体を洗い、蒲(がま)の花を摘んできてその上に寝転ぶといいと教えます。
大国主大神のおかげでうさぎのからだには毛が生えてきて、無事に元の白うさぎに戻ったというお話です。
この神話にちなみ、出雲大社にはたくさんの白うさぎの像に出会えます。
「神有月」
旧暦10月は全国の神々が出雲大社に集まり留守になるので「神無月」と呼ばれますが、ここ出雲は神々が集まる場所なので「神有月(かみありづき)」と呼びます。
2018年の神々のお集いは11月17日(土)の夕刻から11月24日(土)の夕刻までとなり、期間中にはいくつかの祭事が行われます。
11月18日(日)に神有祭、11月22日(木)~11月24(土)縁結大祭が予定されています。
合わせて訪れたい「古代出雲歴史博物館」
出雲大社の参道の東隣にある「島根県立古代出雲歴史博物館」
出雲大社、出雲国風土記、青銅器の3つのテーマにて島根の古代文化が紹介されています。
244台分の大きな無料駐車場がありますので、車でも気軽に訪れることができます。
出雲大社の現在の本殿は高さ24mですが、古代の本殿は遥かに巨大だったと推測されています。
こちらは平安時代の本殿を1/10サイズで再現した模型。
階段に置かれている人形のサイズをみると、神殿がいかに大きなものであったかがよくわかります。
国宝の青銅器や刀がたくさん展示されていて間近にみることができます。
こちらの国宝の銅鐸は紀元前2~1世紀の弥生時代のもので、シカや四足獣などの文様が描かれています。
博物館には『出雲国風土記』についてや当時のくらしについてなどさまざまな展示があります。
出雲大社と合わせて訪れると文化や歴史について理解が深まりより出雲観光を楽しめると思います。
さいごに
一度は訪れてみたいと思っていた出雲大社。
日曜日でしたがこの日はさほど混雑なく、ゆっくりと歩いてまわることができました。
つぎのブログでは出雲大社観光のランチや周辺観光について紹介したいと思います。