【台湾・台南旅行】安くて美味しい台南ローカルフードの食べ歩き
台南は美食の街として有名で、大都市台北に住んでいる人たちも美味しいものを求めて台南を訪れるそうです。
小吃(シャオチー)と呼ばれる軽食、いわゆるB級グルメが充実していて、気軽に美味しい食事を楽しめます。
台南で食べ歩いたお店と食事を紹介します。
富盛號碗粿
永楽市場にある有名店「富盛號碗粿」
創業は1947年、現在は3代目がお店を切り盛りしています。
店内とテイクアウトどちらでもいただけます。
碗粿(ワーグイ)はお米から作られたお餅状のものを高温で蒸しあげた料理で、中にはエビやお肉などの具が入っています。
ソースの材料は特製の煮込み醤油、まろやかな辛さのチリソース、刻みニンニク、そして味のアクセントになるワサビ。
見た目はあんかけ茶碗蒸しのようですが、もっちりとした食感です。
アカエビや豚モモ肉の肉味噌など具沢山。
日本のすいとんをエビやお肉のダシがきいたソースでいただくような感じでした。
甘すぎず後味は意外とさっぱりとしています。
無添加で、朝食にも向いている優しい蒸し料理でした。
魚のすり身団子スープ。
熱々でトロミのあるスープは甘めの味付けですがあっさりとしています。
すり身も臭みなどは全くなく、あっさりめ。
パクチー入りですが、注文時にパクチーを入れるか聞かれますので苦手な方でも大丈夫です。
テイクアウトの場合、紙の容器で、スープはビニール袋に入れて提供されます。
ビニール袋は耐熱性があり、アメリカの食品衛生検査に合格している安全なものを使用しているとのことです。
金得春捲
富盛號碗粿の隣にある「金得春捲」
こちらも行列のできる人気店です。
テーブルいっぱいに材料が並べられ、次々と春巻きの皮に乗せていきます。
金徳春捲40元
春巻というより、具沢山のラップサンド。
一人だと1本でお腹いっぱいになるくらいのボリュームです。
具に砂糖をふりかけるのが特徴ですが、通常は驚くほど大量の砂糖が入るので「砂糖は少しで」とお願いしました。
そら豆、キャベツ、豆腐、エビなど具沢山。
ただ、ソースも入っているはずですが茹で野菜そのままの味が強く、ちょっと期待していたものとは違いました。
やはり砂糖で甘くしていただくのが正解なのでしょうか。
華都小吃
小龍包を目当てに訪れました。
小籠包だけでなく、海鮮やお肉、麺類やチャーハンなどさまざまなメニューの揃うお店です。
小籠包 7個入りで80元(約290円)
出来立てで熱々。
モチモチの皮の中は肉汁がたっぷりです。
春巻 80元
揚げ春巻は、4本入りでボリュームがありましたが、味は普通でした。
小籠包は美味しくいただきましたが、こちらのお店は口コミでも賛否あるように接客が少々ガサツな感じです。
小籠包と合わせていただく針生姜もご覧の通り、テーブルに溢れるように置かれました。
台南の食堂は相席が多いですが、こちらはテーブルの間隔が狭く、店内の密集度が高めです。
鼎泰豊のような高級な雰囲気を求める方には向かないお店です。
食堂らしい混沌とした雰囲気が好きな方には良いと思います。
度小月
「度小月」は肉味噌が乗った麺料理担仔麺(タンツーメン)発祥の有名店です。
台北のお店で初めていただきましたが、とても美味しくて今回の旅行でも必ず食べたいと思っていました。
台北でも人気のお店ですが、本店は台南にあります。
夜に本店を訪れるも直前の人で品切れとなり、ラストオーダーの時間前にクローズとなってしまったため、近くにある支店を訪れました。
営業は21:30までですが、タンツーメン以外のメニューはラストオーダーが20:30なのでいろいろ注文したい場合は注意が必要です。
タンツーメン
注文時にニンニク、パクチーを入れるか聞かれます。
お店名物のタンツーメンは客席の一角に専用の調理場が設けられていて、茹でた麺の上に軽やかな手つきで肉味噌をかける様子を見ることができます。
担々麺のようですが、スープは少しまろやかでさらっといただけます。
度少月はタンツーメンだけでなく、様々な台湾料理のメニューがあります。
チャーハンはピラミッド型の盛り付けがユニークで量がたっぷり。
タンツーメン以外は少々高めの値段設定になりますが、全体的に日本よりは安くいただけると思います。
小吃のお店は相席となる食堂や屋台が多いですが、こちらは綺麗な店内でゆったり食事をすることができます。
無料でお茶をいただけるのも嬉しいですね。
莉莉水果店
台南はフルーツの産地としても有名です。
台南はフルーツの産地としても有名です。
果物店で人気のお店を訪れました。
店先にテーブルと椅子があり、その場でいただくことができます。
フルーツ盛り合わせ 中 100元
メロンやパパイヤ、パイナップルなど南国フルーツが甘くて美味しい。
日本では見ない果物も。
見た目はリンゴのようで、中は梨のような食感のレンブー。
ワックスアップルとも呼ばれる台湾では良く見かけるフルーツです。
マンゴーミルクジュース 70元も頼みました。
次はぜひ夏のマンゴーのシーズンに台南を訪れて旬の完熟マンゴーをいただいてみたいです。
宿泊していた宿のオーナーさんおすすめはトマト。
台南ではトマトをショウガと砂糖を混ぜた醤油につけていただくそうです。
次回はぜひ挑戦したいと思います。
無名豆花
豆花(トウファ)は大豆から作られるプリンのような食べ物です。
豆腐よりつるんとした滑らかな食感でスウィーツとしていただけます。
偶然通りかかったお店が有名店のひとつだったので立ち寄りました。
メニューのなかから温・冷を選びます。
温かいメニューはプラス5元になります。
小豆豆花 温
おしるこのようにほんのり甘くてほっとする優しい味です。
レモン 冷
冷たいレモンジュースをかけて提供されます。
小豆より豆腐感が強く、さっぱりとしていて暑いときにぴったりの味です。
さいごに
美味しい小吃の食べ歩き。
台南中心部だけでも沢山のお店があり、2泊3日では行きたいお店を全てをまわるのはなかなか難しいですが、とても充実した内容となりました。
またぜひ台南を旅行して色々な料理をいた抱いてみたいと思います。