大阪市中央卸売市場内の定食屋さん「天新」
先日、こちらのテレビ番組にて大阪市中央卸売市場内にある定食屋さんが取り上げれられていました。
なんでもお客さんの9割が市場関係者とのこと。
天下の台所と呼ばれる大阪で市場関係者が集うお店ときいて行かずにはいられません。
定食屋さんは土曜日のランチも営業しているので、訪れてみました。
大阪市中央卸売市場内の定食屋さん「天新」
大阪市中央卸売市場は大阪駅(梅田)からJR環状線で2駅の野田駅の近くにあります。
築地市場に次いで日本で2番目の規模の市場ですが、こんなに梅田に近い場所にあるとは、テレビを見て初めて知りました。
お店の行き方
一般の人も利用しやすい飲食店の多くは手前の飲食棟に入っていますが、天新は仲卸売場のある市場東棟の2階に位置していて関係者以外の人には非常にわかりにくい場所になります。
テレビでお店までの道順を見ていたのでスムーズに行くことができましたが、知らないとなかなか辿りつけないかと思います。
仲卸売場の市場東棟に向かって右手に食料品販売店が入るマイドプラザがあります。
マイドプラザ側から市場東棟の進入禁止の看板の下を通って建物内に入り、真っ直ぐ進みます。
一般の人は入りづらい雰囲気ですが、そのまま進んでいきます。
北7通りと北6通りの間にあるH-7の階段を2階に上がります。
2階に上がったら右へ進みます。
つきあたりを右へ曲がり、建物の奥へ真っ直ぐ進みます。
到着。黄色いメニュー看板が目印です。
店内の様子
店内はカウンター席とテーブル席があります。
テーブル席の壁には奈良美智さんのスケートボードが飾られていました。場所柄、ちょっと意外でしたがかわいいですね。
メニュー
丼ものや麺類など種類が豊富です。
プラス250円でご飯、お味噌汁、お漬物、小鉢の付く定食にできます。
張り紙のメニューもありました。
いただいた食事
- かつをたたき 750円
気仙沼産の脂がのった鰹のたたきです。
テレビ番組内で食堂に居合わせたお魚屋さんの方がレポーターのお二人に「(鰹の)たたきを塩でたべてみてください」とおすすめされていました。
それにならって塩でいただいてみました。
脂がのってるかつおの美味しさが塩で一層引き立ちます。まるでお肉をいただいているような美味しさです。
おろしポン酢もさっぱりいただけ、とても美味しかったです。
- 白海老寄揚 650円
白海老、たまねぎ、にんじん、アスパラガスの寄揚げ。お箸でほぐしながらいただきます。
おろし大根のつゆにつけても美味しいですが、白海老が香ばしくお塩でいただくのも良いです。テーブルに塩は置いてありますが、お店の方が「塩がええんか?」と、ピンク色の岩塩をもってきてくださいました。
- 鉄火丼 750円
さすが市場内の食堂でいただく鉄火丼、鮮度が抜群でマグロの赤身は柔らかく甘みがありました。
卵の黄身とからめるとさらに甘みが増します。
- キンキ定食 1250円
塩焼きか煮付けを選べました。
おすすめを伺うと、「脂がのってるから塩かもしれん」とのことで、塩焼に決定。
皮はパリパリ香ばしく、身はふっくらとしてとても柔らかいです。口に入れるとホロホロとほどけます。脂がのっていて、身も脂にも甘みがあって本当に美味しかったです。
さいごに
一般の人には少し(いや…だいぶ)わかりにくい場所ではありますが、入ってみるとアットホームな雰囲気で新鮮なお魚などの美味しいご飯がいただける定食屋さんでした。
日曜日はお休みですが、土曜日のランチまで営業されていますので週末のみ大阪観光に来られる方も利用できますよ。
市場関係者に愛される市場内のお店でおいしい朝食・ランチをいただいてみてはいかがでしょうか。